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全戦全敗主義

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昼食を食べにカレー屋に行く父の車に便乗し、ちょっと大きい行きつけの書店に行ってきました。最近、読むのに時間がかからないためかマンガ率が上昇してきた俺は、以前その書店で見つけたコレを買いに行ったんですが、そのとき偶然にも乙一さんの『ZOO』のマンガ版が発売されているのを発見。即決で購入。


前に知り合いの家で読んだ『カザリとヨーコ』は相変わらず良かったです。ただ、他の(『神の言葉』『陽だまりの詩』『ZOO』)はマンガ化しなくても良かったんじゃないかなー、と。いや、悪いとは言いませんけどね。まぁでも、『ZOO』がマンガ化されなかったらこうやってまとめて発売されることも無かったでしょうし。しかし『SEVEN ROOMS』が無いのはどういうことですか。

あ、ちなみにもともと買いに行く予定だったヤツも買いました。それにコッチも既に読んでいます。感想としてはリンク先のレビュー通りといった感じです。今後の展開に期待。
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 昨日マンガ版『失踪HOLIDAY』を買いました。11月の終わり頃には発売されてたんですね。寡聞にして知りませんでした。
 で、買った時に付いてた帯に書いてあったんですが2007年春、ドラマ化だそうで。数年前の『ZOO』の映画化、それと確か今月公開の『暗いところで待ち合わせ』の映画化(第一でナイトが主演だと言うではないですか!それ抜きにしても見たい!)に続いて、という感じですね。
俺が住んでいる所でやるのか、そもそも春からだとするならば極貧生活に入っているかも知れない俺にテレビを見るという贅沢が出来るのかどうなのか、それすらも分かりませんが、可能ならば是非見たいですね。
 しかしこうして見ると(ある意味当然かも知れませんが)、映像化されるのはほとんどが白乙一作品ばかりですねー。あのせつない系の。でも折角だから黒乙一も映像化して欲しいところです。『暗黒童話』とか、あと『GOTH』のアニメ版とかちょっと良さそうです。ま、どうしても「犬」は無理でしょうけど。
 しかし乙一さん、失はれた物語の映像化はそれは却下ですよ。

 ところで別の本の話。
 発売延期になっていた9Sの新刊、作者長期療養のため発売延期って、それなんかヤバそうな雰囲気醸し出してませんか!?


って更新ばかりもしてられません。勉強もしなければなりませんし、兼本さんも見なければなりません。だって年末企画で、もうすぐ石川県のキャラクターにしてゆるキャラの頂点に立ついしかわさんが出るのですから。皆さんも兼本さん見て下さい。
(もはや「誰だ?」としか言えない記事ですみません。)

 今日は久し振りに本を買いました。3冊。マムガも一冊。全部で2200円分くらい。と言うのも、キノ10巻が既に売ってたので「この機に一気買いや!!」という感じの勢いにシフトチェンジしたのです。
で、買ったのは

・キノの旅Ⅹ(時雨沢恵一/電撃文庫)
 10日発売のところをフライング買い。地方なのに。

・しにがみのバラッド。⑨(ハセガワケイスケ/電撃文庫)
 今更。ま、今回も読みながら「あ、甘~い!」などと叫ぶことしか出来ないのでしょうが…。

・朱色の研究(有栖川有栖/角川文庫)
 芥川の本を手に取ろうとして視界に入り、前々から作者の名前に惹かれていたので購入。本編に作者がそのまま登場する作品は久しぶりです。

いやいや、梅雨の晴れ間って言うんでしたっけ?夕方頃からようやく晴れてくれました。どうせまた明日には酷い湿度と共に雨が降りしきるのでしょうがね。

ところで、今日は実に普通の日でネタが無いので本の紹介で。
今回は↓コレです!

キノの旅(著・時雨沢恵一/電撃文庫/既刊Ⅰ~Ⅸ以下続刊)

 さすがにⅠ~Ⅸ巻の表紙画像全部貼るのはいかがかと思ったのでⅠだけ。
 キノという人間が、喋る二輪車エルメスに乗ってさまざまな「国」を旅してまわる話、というのが主な内容。実際はそこにキノが旅の途中に出会った(ロリコンの噂高い)青年シズや、キノの「師匠」が若い頃の話なども加わってきます。
 この話の中での「国」とは、高い城壁や柵によって囲われた、せいぜい都市くらいの広さの領土を持つ集団を言い、要するに都市国家なのです。そして大概の場合、一つの国には似通った思想を持つ人々が独自のルールを持って暮らしています。
 で、その国同士の間には大抵広大な草原や荒野、山岳地帯など、どこの国にも属さないいわば無法地帯が広がっているわけです。
 キノはその大地をエルメスに乗って移動し、辿り着いた国で3日間だけ過ごします。極めて客観的な眼で国内を観察し、決してその国のやり方に口を出さず、必要以上に関わることはしない。言い方を換えると、主観的な意見を言ったり感情移入することなく事実だけを見据える。それが時には冷淡で残酷にも映るため、読む人によってはかなり苦手な部類に入るかもしれません。でも国を出た後のキノとエルメスの会話には、とびきりの風刺が含まれていて、実に納得、という感じがするはずです。
 さらに、色々な国の色々な思想に関するふぅ~んと思える話ばかりではなく、笑える話、ちょっと感動モノの話、爽快アクションなどもあります。個人的には、このアクションが実にリアリティのある描写をされていてかなり好きです。キャラがキャラなので、どんな描写も淡々と描かれています。刀で首が切断されたり、50口径のヘビーマシンガンで上半身が吹っ飛んでもさらり。手首が切断されて血が飛び出る様子も文字通りリズミカル。

 要するに大抵の人には楽しめる内容になっているので、読んで損は無いでしょう、多分。たまに「どこが面白いんだ」って言う人もいるようですけど、それはそれ、人それぞれってヤツで。
 ちなみにアニメ化もされていますが、不評です。アニメ版は原作とは違うものとして楽しんでください。俺はOP・ED共に結構好きです。
 それからそれから、ほとんどの話が時間軸をバラバラに設定されているので、何巻から読み始めてもほとんどの話は理解可能です。何しろ1巻の1話2話から時間軸が逆になってますから。

 本を2冊買いました。両方角川文庫で、失はれる物語(乙一さん)と超人計画(滝本竜彦さん)です。
 もともと買おうとは思っていましたが、何故今、何故フトコロの寒い今買ったかと言うと、角川 夏の100冊キャンペーンに応募してブックカバーを手に入れるためです。
 このキャンペーンは対象の本を2冊買ってIDを送れば必ずブックカバーが手に入るというものです。去年もこのキャンペーンに応募し、GOTHデザインとアランジアロンゾデザインのを手に入れました。
 本を読む者にとって、ブックカバーは栞に並ぶ重要アイテムなのでこの機を逃すわけにはいかないのです。
 買ったモノがモノなので、折角だしネガティブキャンペーン5にも応募しておくかもしれません。いやでもあんなモノもらっても決して使わないとは思いますがね。

全財産が2300円なのにもかかわらず、購入しました。


銃とチョコレート

乙一さんの新刊ですが、高いです。何と2100円。基本的に本に金を惜しむことのない俺も結構気合を入れて買いました。普段はたとえ乙一さんの本でも文庫になるまで待つのですが、今回はそんな高いのを何故買ったかと言うと、その装丁が気に入ったから。背表紙から4分の1ほどまでが布地になっており、背表紙には金文字で「銃とチョコレート  乙一」とはいっているわけです。さらに厚めの紙製カバーも付いており、蔵書として長く持っていれば味が出てきそうです。

ついさっき買ってきたばかりなのでまだ全く中身は把握してません。故に感想などは書けませんが、多分面白いでしょう。
ところで今気になっているのは、これは白乙一なのか黒乙一なのかということ。俺は全く事前情報を得ていなかったのでわからないわけですね。

今日はあまりにもネタが無いので久し振りにこのカテゴリーを更新します。




今回は佐竹彬さんのΦシリーズです。
Φシリーズは電撃文庫としては珍しいミステリーモノです。
(以下電撃の図書館より)
あらゆる物質が持つ情報を制御する能力―― “情報学”。
その唯一の教育機関<パスカル>に入学した朝倉渚は、ミステリアスで “φ<ファイ>” と呼ばれるクラスメイト・日阪道理に興味を抱く。
そんなある日、渚は学園で起こった殺人事件に巻き込まれる。
死体の第一発見者となった渚が遭遇する、数々の謎とすれ違い。
そして事件の容疑者として挙がってきたのは――!?



「――“3”は境界の数。 つまり、我々は境界上に立つ3人ということだね」
<彼女> の勅命を受けた三賢者は、静かに行動を開始する――。
学園で起こった殺人事件を解決して以来、奇妙な関係を続けている朝倉渚と日阪道理のふたりは、
クラスリーダーの勧めで情報学を使ったVRショウ“ファンタズム・タッチャブル”に参加することに……。
高度な技術を使った、音と光の演出に魅入られる参加者たち。
仮想と現実の境界が希薄になったそのとき、ふたりを巻き込んだ殺戮のゲームが再び幕を開ける!



夏休み、情報学研究船<ポルターレ・アクアム>を見学していた朝倉渚の研究クラス。
だが、船体の上部に、まるで磔にされたような死体を発見する。

誰もが見ていたはずの場所で起こった殺人事件。
その状況は完全密室を彷彿させるが……。

外部とのネットワークを絶たれ、洋上の<密室>に閉じ込められたメンバーたちの運命は!?


とまぁそんな感じの話です。


失はれる物語(著・乙一さん 角川文庫)

以前紹介したGOTHとはある意味対極に位置し、感動や切なさを前面に押し出したいわゆる白乙一作品。確か収録作品のほとんどは『さみしさの周波数』や『君にしか聞こえない colling you 』など他の白乙一作品に収録されていたはずですが、確かこの短編集の書き下ろしもあったはず(おぼろげな記憶)だし、それに何より『僕のかしこいパンツくん』がついに文庫版初収録されるはずなので購入は決定済みです。

ちなみに発売は6月24日。


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