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全戦全敗主義

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桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』、読み終えました。
感想は……特に無いと言うか、書きにくいと言うか…。まぁもともと読書感想文とかすこぶる苦手ですし、俺は別に現代文の授業みたいなこと考えながら読んだりするわけでもないので、何かそんな鋭い意見みたいなのを述べることは出来ません。
だから、まあこの小説に限った話ではありませんが一々感想などはありません。
いつも大体同じ、「あぁ、そうだね、そうかも知れないね。」以上。
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俺はもともと、例の母親毒殺未遂事件と呼ばれるあの事件が報道され始めた直後からとても興味がありました。好奇心の一種、否、猟奇の精神のもとに大いに興味をそそられていたのです。当時は、新聞の記事を切り抜いたり、ネットで資料を集めたりと色々やったものです。
 なので、これを読んだのもほぼ必然と言えましょう。設定が明らかに件の事件をモチーフにしているのですから。
 かと言って、作者の方は恐らく本人には会っていないでしょうし、俺も本人と直接会話をしたこともありません。それに、自分以外を完全に理解しきることなど出来得るはずは無いでしょうから、あくまで「このようなパターンも有り得る。」「あの事件のあの人とは同一ではない。」という考えを前提にして読む必要があります。これは弁えているつもりです。
 その上での感想なのですが、一言で言えば面白かったです。
 俺個人は、多くの点で主人公・涼子に共感と言うか、賛同できましたし、その考え方を認めて頷くことも出来ました。あのようになってしまう精神状態にも何となく心当たりがある気もします。
 一般的な考え方とか感性で言えばアレは確実に異常で、歪んでいるのでしょうが、アレはアレで彼女の記憶と体験に基づく整然とした論理があるのです。ただ、少々(?)強迫観念的な部分がもとになっているので決して完全で隙の無い論理ではないのですが、そんな欠陥など無視してしまえるくらいに、彼女の精神を構築した記憶と当時の感情は激しいものだったわけです。
 ああ、自分でも何が言いたいのかはサッパリ分かりませんが、普通は「えぇー?」みたいになるとこで「あるある!」とか「分かる分かる!」とか思っちゃったんですよ。同じサイドの人間だって思ったんですよ。
 かと言ってやっぱり俺も彼女も普通の人間なんですよ。ただ、道を間違えて、でも引き返す道は無く、引き返そうとも思わないだけなんですよ。…あくまで、この小説の主人公の人の場合ですが。

 ちなみに、行間は比較的少なめだったように思います。その為かちょっとだけライトノベルのような印象も無いではなかったです。

・文学少女シリーズ
・付喪堂骨董店シリーズ
・ゴシックスピリット
・摂氏零度の少女

・未読の本……たくさん

前にも書いたはずですが、今は一応ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を読んでいます。しかし、これがどうにもくどい。パラパラとめくって全体を見渡してみても必要無いと思われる部分が多過ぎる気がする。設定に添った細かい部分など適当に流してはどうかと思います。
 例えば今などは仕事のためドラキュラ城に赴いた男の妻とその友人のやり取りが手紙形式で描かれているのですが、要はその内容で取り残されている側の状況を描写しているわけですね。しかし、これが要らない。まずそのドラキュラ城に件の男が出張した直後の手紙から書かれているのですが、そんな部分はあとあとどうしても必要になった時に必要な箇所だけ端的に説明されればいいわけで、読むだけ手間のような気がするわけです。あとその奥さんの友人からの彼氏が出来ただの結婚するだのいう内容の手紙も同様に不要。
 まあつまり俺としては、小説は話の内容や流れを掴むのに必要な部分だけを淡々と書いておいてほしいわけです。横着だから。
 俺はそんな凄い熱心な読書家でも無いので、面倒なものを読むのは面倒なのです。
 で、まぁ、やっぱ海外モノは向かないのかもなーっていう。

俺の行きつけの書店は、どうもこの頃電撃文庫の入荷がやけに早くなっています。明らかに遅配地域だというのに、発売日の3日くらい前には新刊が並んでいるのです。読者としては嬉しいだけです。
というわけで、『キノの旅』11巻購入しました。



あとがきあとがきっ!!

先ほど、いつもの癖で何気なく書店に行ってみたのですが、そこで



DOGS
BULLETS&CARNAGE


を発見!!
月刊連載だからもう数ヶ月はかかるかと思っていたので動揺しましたが、まぁとにかく嬉しかったので購入即決。ついでに、そろそろ続きを読もうと思い始めていたハガレン(9巻)も購入。

小説類は、一応読みたいのはあるのですがハードカバーで高いうえにまだ読んでないのが死ぬほどたまってるので自粛。
ちなみに今興味があるのは

「死神の精度」/伊坂幸太郎
「夜は短し歩けよ乙女」/森見登美彦

の2冊。

   

 昨日、西尾維新さんの最新刊・刀語(カタナガタリ/画像左)をほとんど1日で読み終えたので、今日は奈須きのこさんのDDD(Decoration Disorder Disconnection/画像右)を購入しました。1300円というフトコロに厳しい値段でしたが、何故か本を買う時にはほとんど躊躇しません。
 刀語の方は、しばらく前に買ってあった物を「そう言えば毎月続編が出るはずだから、あんまり放っておくわけにもいかん。」ということで読み始めたら2,3時間で読めちゃった、みたいなところです。感想としては、とりあえず蝙蝠さんが戯言シリーズどころじゃない人外です。ネタバレするかも知れないのでこれ以上は書きません。言っておきますが、感想を考えるのが面倒臭いからではありません、決して。多分。恐らく。
 DDDはまだ読んでませんが、いつもの癖でぱっと挿絵だけ見てみたところ(個人的にはこれでネタバレを喰らっても構わないと思っている)、最後の方でなかなかに凄絶なのを見ることが出来たので楽しみです。

今日、書店で『となりの801ちゃん』なる本を見つけてちょっと立ち読みしてみたんですが、「?」な部分はあるにせよ面白いです。結構笑えます。買ってしまいそう。

うーむ、「ウサ男とネコ男」に然り、「やわらか戦車」然り、ネットものの本って結構好きです、ハイ。電車男は読んでませんけど。


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偶然九段を取ってしまいましたすみません。

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