青春怖えー！

　数時間前にも書いたとおり、演劇鑑賞に行ったわけですが、その帰りのこと。
　家までは1.5㎞ほどと比較的近い場所で行われたのですが、なんだか歩くのが億劫だったので久し振りにバスを利用することにしました。
　一番近くの、俺が通っていた中学の前にあるバス停からバスに乗車。同じバス停から、2人の高校生も乗車しました。2人とも同じクラスで、家の場所は知りませんが同じ方向でそれほど離れていないらしいことは知っていたので不思議には思いませんでした。
　そのうち一人は女子、もう一人は男子。女子の方はもちろん、男子の方も普段あまり喋ることが無い相手です。聞き耳を立てていたわけではありませんが、2人はバスの中で勉強のことなどについて歓談していたようでした。明るく楽しそうで健全な雰囲気でした。
　俺は、そんなところに関わっていくことは野暮なことと判断し、離れた席に座ってじっと無表情で窓の外を凝視していました。
　もう、ね。ホントにね、あの人たちは青春の輝きを放ちまくってました。俺は青春と呼べるほど明るく楽しい経験を全くしていないし、むしろ避けて通るような輩です。だから闇としてあの光に葬られるんじゃないかと思うほどでしたね。青春って実に怖い。
　ま、それだけの話。