雪山の馬鹿者

忘れない内に、昨日スノーボードをしに行った時のことを書いておこうかと。それなら昨日の内に書いておけって話ですが、その辺はスルー。スルーライフ。

　朝9時半頃、バイト先の方2名の乗った車に同乗し、一里野へ。家族全員がアクティブからは程遠いこともあり、不肖１２Ｘ、生涯３度目のスキー場であった。ちなみにその前の２度は小学校のスキー遠足だったので、およそ８年ぶりである(多分)。
　道中は、山に近付くにつれ道は荒れ、タイヤが取られたりもしてなかなか危険っぽかった。全ては雪の所為である。かなり凄い吹雪だった。とは言え、悪趣味な１２Ｘは不穏な空気が広がるにつれてテンションが上がっていたのは言うまでもない。
　午前11時過ぎ、一里野スキー場に到着。既に多くの人々がスキーやらスノーボードに興じていた。
　実は、前にも書いたとおりちょっと後悔していた。何故なら、スポーツ用品店にそれ用のウェアなどを見に行ったら全てがとても高価だったからである。その値段を見たときは「やはり俺などがこんな現代的なスポーツなんかに手を出してはいけないのだ。どうせいつまで経っても何も出来ず、被害妄想と加害妄想に囚われるだけに決まっている。」と思った。
　にもかかわらず、現地で安いグローブとついでにネックウォーマーも購入しヤル気満々だった。今からして思えば何という不安定。
　準備を終えると、とりあえずリフトに乗った。小心者ゆえ、高いところも苦手だった。なので途中でリフトが止まった時はつい「高い！怖い！」と声が漏れた。
　上に着いてからボードの装着方法を教えてもらったが、ここでさらに人間的レベルの低さを発揮した俺は、装着に激しく手間取った。物凄く手間取った。存分に手間取った後、滑り方における一番初めの基本を教えてもらった。すなわち止まり方とゆっくり滑り降りる方法である。それを口頭で教えてもらった後、放置された。
　その後はまぁ自分のペースで滑ったり登ったりを繰返していたわけだったが、しばらくやっている内に意外にも慣れてきて、結構長い距離を滑り続けたり出来るようになった。中でも、リフトから降りるときに転ばなくなったのが一番の収穫だったような気がする。とは言え、結局方向転換は未だに上手く出来ない。
　なんだかんだで大いに楽しんだ後、15時ごろに切り上げ、帰宅したのは16時ごろだった。17時前後に意識を失い、21時に目覚め、23時から今日の朝8時までバイトだった。

……なんか来週も行きそうな勢いです。