完全にaway

　今日はバイトが休みだったので、昼間は自室で本を読み、夕方に少しだけゲーセンに行って、帰宅して夕食を摂取したらまた本を読む……つもりだったのですが、夕食後にバイト先の上司から電話があり、召集されてしまいました。
　と言うのも、今日はバイト先の先輩の方が１人、オーストラリアに行くとかで仕事を辞めるがために送別会をする日だったのです。実は随分前に参加することになっていたのですが、日付を確認しておらず、まさか今日とは思っていなかったのです。
　で、一応急いで現場に駆けつけたのですが、そこには全く知らない顔も含めておよそ20～30人近くの人が集まっていました。もとより、飲み会だの食事会だの、そういう五月蝿く騒ぐ場所が苦手だと言うのに、あれほどの人間が集まっているとなるともはや敵地でしかありません。空いている場所に座った時には既にテンションは最低値。ここから先はどうその場から逃げ出すか、どのようにして誰にも気にされないかを考えることが至上命題になっていました。
　周りの人には何故そんなに暗いのかと何度も聞かれましたが、ただこういう場所が苦手なのだと説明するほかありませんでした。途中、何度かその場を抜け出し店の入り口あたりで精神を落ち着けたりしていましたが、最終的には全ての会話の輪から外れた空間を発見し、そこで頭を抱えていました。食べ物に関しては、既に食後だったので摘みを2,3口と烏龍茶を１杯のみ。それで参加費4000円は厳しいですが、まぁ必要経費ということで。
　また、俺より僅かに後、でもほぼ同時期に入った同い年の人に｢いやいや、俺なんて話がつまらなくて下らなくて、死ねばいいと思うようなヤツだよ。｣と教えたのですが、｢いやいや、メッチャ面白いですよ。敵いませんよ。｣とか言われもしました。でも俺、その人とほとんど全く話したこととか無いんですよね……。何を企んでいるのやら…。

　まぁ何が言いたいかって言うと、やっぱああいうのには着いて行けない、ということ。スクランブル交差点の真ん中で胴上げとか、本当に若気の至りもいいところですよね。


―――無論、二次会などには参加しませんでした。