スキル

今日はネタもないし更新しなくても良いかなって思ったのですが、ふと思い浮かんだことがあるのでメモっとくってことで。

俺は嘘吐きです。自分の状況を悪くしないためなら平気で嘘を吐きます。ただし、バレないような嘘が考えられる場合にのみ。バレそうだったら諦めて正直に、です。諦めが良いことだけが特技です。
で、その嘘ですが、やはり「詳しく調べ上げても嘘だと断じることが出来ない物」が最上でしょう。次点で「少々変なところはあっても、調べない限り辻褄の合う物」ですかね。
先日、俺は諸事情で後者の方の作り話をしました。状況説明は省きますが、こんな感じです。
「いや、上の階で問い合わせうけて、担当の○○さんに電話掛けようと思ったんですけど、何か押し間違えちゃったみたいで。」

一見、ただ電話を掛け間違えた際の説明のようですが、このとき俺には
①何故その時その場所でＰＨＳ(仕事用です)を持っていたのか
②何故その時その場所で電話を掛ける必要があったのか
③何故間違った方に電話を掛けてしまうことになったのか
を矛盾なく説明する必要があったのです。
　①に関しては、｢返すの忘れてました。｣と付け加えれば済む話。
　無論、実際は全く違う理由で全く違う所に電話を掛けようとして間違えた、と言うか完全に予想外のところにかかってしまったのですが、しかしそのかかってしまった所が問題で、理由を聞かれるのは必至。しかししかし、電話を掛けようとした当初の理由だってちょっとした失敗の隠蔽だったのですから、そんなの正直に話すのは出来れば避けたい。だって話したら隠蔽しようとしたことまでバレてしまいかねません。そんなのは御免です。
　そこで何か適当で安全な説明を考えたのですが、その文面が完成するまでに20秒前後。我ながら「怪しいけど嘘とは言い切れない説明」を考えるスキルに吃驚してしまいました。
　この場合、その説明内容が真実ならば俺はその担当者さんに改めて接触しているはずであり、その人に確認を取るようなことをされれば、「いやぁ、そうだったような、そうでないような…」みたいな返答でもない限りバレますが、わざわざそんな確認を取るようなことはほぼ有り得ないと踏んだからの決行でした。

　このように、１２Ｘは毎日を嘘で彩ることで保身を図っているのでした～。


というわけで、「その程度、全く甘い！」「俺はこんな大嘘で急場を凌いだ!!」などという武勇伝をお持ちの方はコメントなんかを。今後の参考にさせて頂きます。